JINS

会社が大きくなると、部門間連携が悪くなるのか、という問題について

2013年2月 7日

私たちは、製造から小売までを一貫して行う製造小売業(SPA)です。

一つの商品を企画して、作って、販売するためには、色々な部門が関わりますから、SPAは横串がしっかりしていないと絶対にダメなんです。

そのためには、「大企業病」や「サラリーマン化」、「部門のたこつぼ化」は、何としてでも防がなければいけません。

しかし、JINSも急成長を遂げ、組織も徐々に大きくなってきました。私自身、大企業病の萌芽というか、危機の予兆を感じたこともあり、ここはひとつ、「垣根壊し」が必要だと思ったのです。

他の部門から見れば、「あの部門は、もっとこうしたらいいのに」という意見がきっとあるんです。マーケはもっとこうしたほうがいいんじゃないか、商品企画はこうしたらいんじゃないか、店舗はこうしたらいいんじゃないか、と。でも、日々の仕事に追われて、言えないでいるんです。このままでいくと、「嫌われたくないから、人にものを言わなくなる」、というサラリーマン化が始まってしまうかもしれません。

そこで昨年後半に、金曜、土曜を使って、マネジャー陣20数名と一緒に、箱根で合宿をやりました。

「自分の部門のことは棚に上げて、遠慮なく言おうよ」、ということで、とことん話し合いました。これは、とてもいい会議でした。人を責めるのではなく、「会社を良くするために」という視点で、非常に建設的な議論が交わされました。合宿前と合宿後だと、マネジャーの表情が全く違う、そんな会議にできたのではないかと思います。

ただ、こういう合宿は、やって終わりでは意味がありません。「その後」が大事なんです。確かに戻ってきた翌週は、横のコミュニケーションが早速活発になっていましたが、これだけではいずれ、また徐々に硬直化していきます。雰囲気良く、横の人間関係をしっかりと築くことは重要なのですが、本当に事業として改善していくには、「他部門からの指摘をヒントに、自分たちの部門を具体的にどのように変えるのか」を、細部まで詰めていく必要があるからです。その改善案を発表する場を、その後、間をおかずに行いました。

「会社が大きくなると、部門間連携が悪くなる。」

この罠を徹底して避けられるように。特に、SPA事業を極めていくためには。
これが私の、最近のテーマのひとつだといえます。

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