JINS

JINSのマーケティングについて

2013年3月 8日

最近、よくマーケティングについて聞かれます。そして、JINSのマーケティングについて褒めて頂くことも多くなってきました。私たち自身は、決してマーケティングが上手い会社だと自惚れているわけではないのですが、もし、うまく行っていることがあるとすれば、「敢えて、セオリーや勝ちパターンを作らない」ということかもしれません。

あくまでもマーケティングは、商品によって、ゼロから考えるべきだと思うのです。

今のJINSには、いくつかの側面があります。

一つ目は、「低価格」であるという点
二つ目は、「ファッション性が高い」という点
三つ目は、JINSPCやAirFrameに代表されるように、「機能的」であるという点

です。

これを同時にマーケティングしようと思うと、メッセージが混乱します。私たちが大切にしている、「シンプルさ」を損なってしまう可能性が高いのです。

たとえば、「低価格・ワンプライス」を打ち出したときは、ここに対するニーズをお持ちのお客様を、「ダイレクトに掴みに行く」マーケティングが必要だと考えました。よって、非常にシンプルなメッセージで、大きく打ち出すことが効果的だったのです。

一方で、JINSPCのように利用シーンが特定されている商品については、マーケティング理論にあるように、最初にイノベーター(革新者)と呼ばれる層のお客様を掴み、そこから、アーリーアダプター(初期採用者)に拡がっていき、そこから一気に展開していくという流れを作る必要があります。

このように、ブランドの一貫性は保ちつつも、マーケティングについてはプロダクトに合わせて、毎回ゼロベースで企画しているというのがJINSの実態です。

ただ、だからといって、商品ごとのマーケティングだけが独り歩きするわけではありません。今、大きなヒットに育ったJINSPCをきっかけにご来店いただき、JINSを気に入って頂いた結果、コラボデザインの商品を買ってくださることもありますし、ECで買い続けて頂くお客様もいます。こういった方々は、JINSブランドの大切なお客様として、「単品商品でのお付き合いに留まらず、長きに渡る関係を築きたい」と考えています。そのために必要なマーケティングというのも、きっとあるのだと思います。

いずれにしても、マーケティングは重要であり、かつ、奥が深いですね。。まだまだ改善の余地はありますが、私自身、かなりエネルギーを注いでいることだけは確かです。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。