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餅のような経営者

2014年4月21日

随分前、縁あって地方のテレビ番組に出たときの話です。
不意に、「田中さんは、どういうタイプの経営者なのですか?」と聞かれたのです。
一瞬、言葉に詰まったあと、私の口から出てきた言葉は、「餅のような経営者です」という答えでした。

なぜ咄嗟にあのような言葉が出てきたのか思い出せないのですが、今になって、実は、けっこう深い表現だったのだと思うようになりました。

餅は柔らかく、粘りがあって、よく伸びます。
そして、形を変えながらも、実体があり、流れていってしまうものでもない。
思えば、理想的です。

しかし、最初からこのような特性を備えているわけではありません。
もち米を炊き、杵でこね、つき続けることで、初めて餅らしい餅になる。そういう意味では、まさに経営者としての成長と近いものがあるといえます。

今の私は、まだ「つきかけ」といったところでしょうか。まだまだ良い餅にはなりきれていません。それでも、昔に比べると少しずつ練れてきたのかなと思います。昔は、炊く前のもち米のようなもので、とても食えたものではありませんでしたから(笑)。

ただ、餅が練れていくためには、杵でつき続けなければなりません。
経営でいうと、挫折を乗り越え、チャレンジをし続けなければならないということです。

挫折は嬉しいものではありませんが、それを乗り越えた先に、餅のような経営者像があるのであれば、受け入れられそうです。

これからも、餅のようにフレキシブルで、粘り強く、良く伸び、実のある経営者を目指したいと思います。

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