JINS

ブランディングに終わりはない

2016年3月28日

JINSは2014年に、"Magnify Life"というビジョンを掲げました。これは私たちにとっても大きな転機でした。米国市場への進出を控えて明確にグローバル化を視野に入れたタイミングでしたし、そのビジョンを体現する製品「JINS MEME」を発表した時でもありました。ビジョンを掲げ、ビジョンを支えるAttitude(姿勢)として、JINSが求める人物像と資質を3つの言葉で表現しました。それがProgressive(先進的な)、Inspiring(インスパイアする)、Honest(誠実な)です。

ビジョンを掲げてから3年目を迎えようとしている2016年ですが、ブランディングは全く終わってはいません。ブランディングプロジェクトが終わればあとはそのブランドを使い続け、数年後にまたリブランディングする、ということになりがちなのですが、実は2014年に制定したブランドビジョンを達成する為のブランディングは、「今なお続いている」という状況です。

ブランドコンセプト策定プロセスは、ドイツのブランドコンサルティングファームと一緒に行いました。ポルシェやアディダスといったグローバルブランドを手掛ける世界的なファームであり、そのブランディングメソッドは非常に合理的です。

そことの関係は、ブランドの制定が終わったのちも深く続いています。
彼らは自分たちのことを"Brand Police"と呼んでいます。Policeつまり警察ですね(笑)。数ヶ月に一度来日し、一週間近く一緒にいて、あらゆる社内会議に出ます。そこではブランドに対する想いや情熱といった抽象的な話に留まりません。「これはon brand」「これはoff brand」といったように、マーケティング戦略や施策がブランドに沿っているかどうかもしっかりとチェックします。これは社内報やイベント、社内のトレーニングプログラムにしてもそうです。

ブランディングというとどうしても対外的な打ち出しのイメージが強いですが、それは表層に過ぎず真の意味でのブランディングではありません。TVCMをはじめとする広告も、いいクリエイターと組んでその力を借りればプロがいい仕事をしてくれますが、実際は、広告でブランドができるほど簡単ではありません。「社員一人ひとりが体現して初めてブランドたりうる」からです。これは決して一朝一夕ではできません。スターバックスがいかによい理念を掲げていても、どれだけブランド広告をやっても、スターバックスの店頭でスタッフからいいサービスを受けられなければブランドとはなり得ません。スタッフが会社を理解し会社を愛することで、あの笑顔、あの対応ができているからこそ、スターバックスのブランドが成り立っているのです。ディズニーにしてもしかりです。

そう考えると、2014年に打ち立てたビジョンとAttitudeは「あれがスタートだったのだ」と改めて思います。最近のJINSは皆さんの目にどう映っているでしょうか。もし何かしら感じるものがあるとすれば、それは広告のイメージだけではなく、お店での体験やJINSユーザーである知人からの評判から生まれていると考えます。

私たちはそこに真正面から向き合って、私を含めたスタッフ一人ひとりの行動に反映し、地に足の着いたブランディングを続けて行きます。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。