JINS

商人であれ

2016年11月14日

最近、社内で重視してよく話していることがあります。
それが、「商人であれ」ということです。

これは、必ずしも売上をあげることだけを意味しているのではありません。

部門に関わらず、働く人すべてにいえることなのです。

例えば、会議の資料ひとつにしてもそうです。
私は商売がうまく行っているのかいないのか、常に一瞬で知りたいと思っています。
そのためには、多くの数字を細かくみるよりも、キモとなり、意味がある決定的な数字をひとつ見ることが重要なのです。これは、商人であればみんなそう思うはずです。

ところが役割分担が高度になり、その役割が専門性を増せば増すほど、この商人としての視点から遠くなってしまうのです。

お陰さまで当社には、確かな能力を持った専門性の高い人たちが入社してくれるようになりました。そのメンバーがそれぞれの力を効果的に発揮するためには、「商人として」という視点こそが、個人にとっても、組織にとっても、成長の鍵なのではないかと思っています。

お店もそうです。私がJINSのお店にいくと、店舗スタッフに思いもよらないところのゴミや汚れを指摘することがあります。これは単なる思いつきではありません。
お客様の視点から見たときに、必ず気になるだろうと思うから、指摘するのです。
毎日自分の担当するお店にいて、なんとなく日々を過ごしていると、新鮮な気持ちで来店されるお客様がどう感じるかということに、鈍感になっていきます。毎日、毎時間、そしてこの瞬間にお客様の気持ちを想像できるかどうかが、商人とそうでない人との分かれ道なのです。

ここ数年、改めて接客にテコ入れをしています。これは、メガネをもっと売ろうというメッセージではありません。「今この瞬間、お客様は何を求めていらっしゃるのだろうか」という一点に神経を研ぎ澄まし、それに対して全力で応えた結果として、売上に繋がるということなのだろうと思います。

私はずっと、もっと店を良くすることができないか、もっと商品を良くすることができないか、と考え続けてきました。それは私が優れていたからではなく、私が「商人」だったからだと思います。もっと店を良くしたい。この気持ちが、規模の拡大に伴って、もっと会社を良くしたい、に変わっただけです。本質は、同じなのです。

一緒に働くメンバーの一人でも多くが、商人としての視点を持ち、個と全体のレベルを上げていってもらえればと思います。

そして、そういう人たちがリーダーになり、周りを商人に引き上げる役割を担ってくれればきっと、JINSはもっとよくなると確信しています。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。