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データは大事。では直観はどうか?

2019年8月28日

私たちはジンズの戦略を3つの柱に絞りました。
「プロダクト」「エクスペリエンス」「データ」です。

柱に掲げているくらいですので、データを極めて重要なものだと位置づけています。

では、私自身が判断をする際に、どのようにデータを活かし、また、どのようにデータ外のものと組み合わせているのか。

今回は、これを考えてみました。

データが示すものは過去と今、そしてそこから読み取れる未来です。
これは正しいです。
どのような仮説を立てようと事実にかなう真実はありません。
ですからデータを戦略の中心に据えることは正しい。

これを大前提として、そこからどのような飛躍を生むのか。
それにはありきたりなデータだけではないものを組み合わせる必要があると考えています。

それは、「世の中の空気」と「お客様の気持ち」です。

「世の中の空気」は大切です。
今、多くの人たちが何を考え、どんな行動に向かっているのか。
それは一時的なものなのか、それとも本質的な流れなのか。
これらを敏感に読み取ることが大切です。

これは社内で手に入る足もとのデータだけでは読み取れないものです。
一方で、雰囲気といったもので判断するのとも異なります。

世の中の一般的な情報、たとえば、
「アパレルの売上が落ちている」
「ショッピングモールの売上は横ばい」
「サービス業態の売上が伸びている」
という3つの情報があるとします。
これらを読み解くだけでも、いろいろなことがわかります。
少なくとも、個人の財布の中にあるお金をめぐる競争という点では大きな示唆があります。

こうしたものにセオリーはありません。
とにかく世の中に対する興味関心を持ち、自分たちの事業とは直接的に無関係な情報をも組み合わせて頭を働かせることで見えてくるものがあります。

「お客様の気持ち」はどうでしょうか。
お客様の気持ちは基本的には行動として現れ、データとして見えてくるものも多くあります。

しかし、「データの中にお客様がいる」と捉えると大切なことを見失います。
あくまでも買ってくださるのは生身のお客様です。
データのひとつとして見るのではなく、生身の人が店舗に来てくださること、生身の人がPCやスマホをクリックして買ってくださっていること。そういう現実から目をそらすことなく、お客様の気持ちになることが、本当に、本当に大切なのです。

データは「連続性のある成長」にとっては不可欠なものです。
私はこれからますますデータを重視して、経営の柱にしていくつもりです。

そのうえで、
私はいつも「ジャンプしたい!」と考えているのです。
それは、いうなれば「非連続な成長」です。

そのためには、データを重視しつつも、データを超えた空気や、お客様の気持ちを読もうとする姿勢もまた、必要だと考えています。

それらを統合したものが、いわゆる「直感」と呼ばれるものなのでしょうか。

まだまだ正解はありません。
データを中心に据え、直感を磨きたいと思っています。

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